「アイラモルトに挑戦したいけど、ラフロイグとアードベッグ、どっちを選べばいいの?」
「スモーキーなウイスキーに興味があるけど、最初の一本としてどれがいい?」
そんな疑問をお持ちのあなたへ。
アイラモルトを愛してやまない筆者が、ラフロイグ10年とアードベッグ10年の2本を徹底比較!
それぞれの特徴や味の違いをわかりやすく解説し、好みに合わせて、どちらがおすすめかまでしっかりご紹介します。

どっちも気になってるんだけど、クセが強いって聞くからなかなか挑戦出来なくて…

どちらも素晴らしい味わいの銘柄じゃ。一口にスモーキーと言っても、ハッキリ特徴がある銘柄だから分かりやすく解説していくぞ。
この記事を読むと
- ラフロイグ10年、アードベック10年それぞれの銘柄特徴
- それぞれの銘柄おすすめの方
- おすすめの飲み方
が分かります。
アイラモルトに興味がある。スモーク感が強い銘柄を飲んでみたい。そんな方には必見です。
さきに結論を言ってしまうと、「ラフロイグ10年」、「アードベック10年」は…
どちらも美味しい笑
元も子もないですね笑。しっかり違いを解説していきますよ。
それぞれの銘柄おすすめの方は
- ラフロイグ10年:スモーキーで複雑な味わいを求める方
- アードベック10年:クセの強さと爽快感を求める方
それぞれの銘柄の特徴概要は
◯ラフロイグ10年
- ヨードチンキや正露丸のような強烈な薬品香
- コクのある上品なスモーク感
- 海を感じる潮気のある味わい
◯アードベック10年
- 強烈だが爽やかなスモーク感
- 意外と軽めな飲み口
- バニラなどの甘さのある味わい
私はどちらも好きで、気分により飲み分けています。是非それぞれの銘柄の特徴を押さえてスモーキーなウイスキーを楽しんでください!
ラフロイグ10年、アードベック10年基本情報
比較表にまとめてみました。
項目 | ラフロイグ10年 | アードベッグTEN |
---|---|---|
原産地 | スコットランド・アイラ島 | スコットランド・アイラ島 |
蒸留所 | ラフロイグ蒸留所 | アードベック蒸留所 |
熟成樽 | バーボン樽 | バーボン樽 |
フェノール値 | 40〜45ppm | 55〜60ppm |
内容量 | 750ml | 700ml |
アルコール度数 | 43% | 46% |
香り | ヨード、薬品、海藻、スモーク | 焦げた木、ピート、バニラ、柑橘 |
味わい | 塩気と薬草感、オイリーで力強い | スモーク、バニラ、モルトなど 力強くもスッキリ |
余韻 | ドライで長く残る薬品的な後味 | 厚みあるスモーキーさとほのかな甘み |
ピート感 | 非常に強い、上品さもある | 非常に強いがまろやかさも共存 |
価格帯(参考) | 7,500円前後 | 6,000円前後 |

どちらもスモーキーな銘柄じゃが、ラフロイグのほうがクセが強く、アードベックは甘さ、軽さがあってバランスの良い印象じゃ。
ラフロイグ10年
アイラの王と呼ばれる銘柄で、シングルモルトで初のイギリス王室御用達の銘柄。キャッチコピーは好きになるか嫌いになるかと言われるほどクセが強い。
- 強烈なスモーク感、ヨード香、薬品香
- 上品で複雑なコクのある味わい
正規品と平行輸入品の違い
ラフロイグ10年には「正規品」「並行輸入品」2種類ボトルがあります。正規品は日本の代理店がメーカーから直接契約して入荷されたもので、並行輸入品は海外の蒸留所から輸入メーカーが買い付けて輸入したもの。
◯正規品
- コクがあり上品な印象
- 価格はメーカー希望小売価格に準ずる
◯並行輸入品
- 正規品より比較的安価
- 味わいに粗さがあり、正規品よりクセが強め
今回は正規品を紹介していきます。私のおすすめも正規品です。
ラフロイグ10年テイスティング
ラフロイグ10年を実際飲んだ感想を写真付きで紹介していきます。
ストレート

薬品やヨードの香りなど個性をダイレクトに味わえる。是非ともストレートでも味わっていただきたい。
ロック

スモーキーさが引き立ちながらも、甘さもストレートより感じやすくなる印象。スパイシーな風味もより感じる。
ソーダ割り

ソーダ割りにしても、スモーキーさや潮気が消えず、ラフロイグの個性が味わえる。バニラの甘みも感じられ、スッキリと飲める。
アードベック10年
アードベギャンと呼ばれるファンが居る。フェノール値(スモーキーさ)だけで言えば、アイラモルトの中でも際立つ一品。
- 強烈なスモーク感
- フルーティーさと軽い酒質
- クセがありつつも爽快に飲める
アードベック10年テイスティング
アードベック10年を実際に飲んだ感想を写真付きで紹介していきます。
ストレート

最初にスモーク感がガツンと感じる。そのあとに甘みやフルーティーさ、奥深い味わいが楽しめる。
ロック

冷えて甘さは控えめになる。ビターな印象が強くなる。
ソーダ割り

元々ある軽めな酒質や甘さが、炭酸との相乗効果で爽快感が底上げされます。アードベック10年としては銘柄の良さを感じつつ、比較的飲みやすい飲み方です。
はじめての方におすすめの飲み方はソーダ割り
ウイスキー初心者にとって、ストレートやロックは少しハードルが高いもの。
特にクセが強い銘柄に初挑戦、不安だな…。そんなときにおすすめなのがハイボールです。炭酸で割ることで、アルコールの刺激が和らぎ、香りや味わいが広がりやすくなります。
ソーダ割りの美味しい作り方はこちらから→少しの手間でお店級!おうちハイボールの美味しい作り方を解説
ラフロイグ10年のハイボール
・グラスに注いだ瞬間から漂うヨード香や磯の香りが印象的
・炭酸で割ってもスモーキーさと個性が強く残る
・塩っぽさと薬品のような香味が軽やかに広がり、「海辺を感じる味わい」
初心者でも「ガツンとスモーキーな体験がしたい」という人にはインパクト抜群!
アードベッグ10年のハイボール
・炭酸で割ることで、ピートの香りとバニラのような甘さが心地よく立ち上がる
・煙っぽさの中に柑橘系の爽やかさとスパイシーさが見えてくる
・甘さとピートのバランスが非常に良く、飲みやすさもある
スモーキーだけど「飲みやすく奥行きのある味を楽しみたい」方にはぴったり!
どちらの銘柄がどんな人におすすめか?
ラフロイグ10年がおすすめの人
- とにかく個性派ウイスキーを体験してみたい
- 薬品っぽさ、海の香りなど“クセの強さ”に惹かれる
- アイラモルトのインパクトを全力で味わいたい
ハイボールでもその“らしさ”はしっかり健在。
一口目から「これはクセになる…」と思った方は、スモーキー沼にハマっています笑
アードベッグ10年がおすすめの人
- スモーキーなウイスキーに挑戦したいけど、バランスも大切にしたい
- 香りや味わいの複雑さ・深さを楽しみたい
ハイボールで飲むと、そのバランスの良さが際立ちます。
ピート感、スパイス、甘みが絶妙に溶け合い、初心者から上級者まで楽しめる一本です。
まとめ
ラフロイグ10年もアードベッグ10年も、どちらも“アイラモルトの魅力”が詰まった逸品。
それぞれの違いを理解した上で選ぶことで、ウイスキーの世界がもっと楽しくなります。
◯それぞれの銘柄おすすめの方は
- ラフロイグ10年:スモーキーで複雑な味わいを求める方
- アードベック10年:クセの強さと爽快感を求める方
◯初心者におすすめの飲み方はソーダ割り!どちらの銘柄でも、個性を感じつつ爽快に比較的飲みやすく味わうことが出来ます。
まずはハイボールで気軽に始めて、自分の好みを見つけていきましょう。
きっと、どちらを選んでも“アイラの魅力”にハマること間違いなしです!
今日もグー旨な晩酌をどうぞ~!🥃
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