ウイスキーって樽で熟成されているって聞いたことがあるけど、仕上がりに関係あるのかな?
熟成に使う樽って種類があるの?
この記事では、そんな疑問にお答えします!
ウイスキーの味や香り、色の決め手となる樽の役割について、わかりやすく解説していきますよ。😉

樽ってそんなにウイスキーの出来に関係あるの?

ウイ好き君、大アリじゃ。詳しく分かりやすく、解説していくぞ。
結論:ウイスキーの製造において、樽の熟成は超重要!🥃
実は、ウイスキーがどんな樽で熟成されるかが、味わいや香り、色に大きな影響を与えるんです。
木材の種類や、再利用した樽を使用して香りを付与したりと、その影響は計り知れません。
それでは、どんな樽がウイスキーに使われているのか、詳しく見ていきましょう!✨

樽の種類と特徴
ウイスキーの味を決める樽にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。
熟成に使う樽がウイスキーに与える影響は大きいので、どんな樽を使うかを知っておくことでウイスキーに対する近いが深まります!
シェリー樽 🍹
シェリー樽は、スペインのシェリー酒を熟成させた後に使われる樽です。現在まで続くウイスキー熟成の始まりがこのシェリー樽です!
ウイスキーにフルーティーで甘い香りを与え、豊かなコクと深い味わいを引き出します。
昔は希少価値が低く、シェリー樽を蒸留所が安く買い取っていましたが、今では需要が大きく上昇し、ワイナリーによっては、ウイスキー熟成用のシェリー樽を製造している場合もあるようです!
代表銘柄:
- マッカラン(シェリー樽熟成で有名)
バーボン樽 🥃
バーボン樽は、バーボンウイスキーを熟成させた後の樽を、他のウイスキーの熟成に使用します。
バーボンウイスキーは新樽を使用することが定められているため、シェリー樽よりも入手が用意で、現在のウイスキー熟成の主流となっています!
バーボン樽はウイスキーにバニラやカラメルの香りを与え、柔らかな甘みが特徴です。
代表銘柄:
- グレンリベット12年
ワイン樽 🍷
一般的にシェリー樽以外のワインはワイン樽と一括りにします。
熟成期間が短くても、アルコール感が消えまろやかな味にしてくれるので、短期間での原酒の製造や、ウッドフィニッシュにも使用されます!
代表銘柄:
- アイルオブジュラ レッドワイン カスクフィニッシュ
・ビール樽 🍺
ビール樽は、ビールの熟成に使われた樽を再利用。同じ麦を原料としているので相性がいいのかもしれません。
ビール樽で熟成されたウイスキーは、麦の風味を感じることができます。
逆にウイスキー樽を利用してビールを製造するバレルエイジを言われる方法もあります。。
代表銘柄:
- ジェムソン スタウト エディション
- イチローズモルト 秩父 IPA カスク・フィニッシュ
ラム樽 🥥
ラム酒はサトウキビを原料した主にインドで製造されているお酒です!甘みが強く、トロピカルフルーツのような香りを加えます。
代表銘柄:
- デュワーズカリビアンスムース(ラム樽仕上げ)
ブランデー樽 🍇
ブランデーは、果実酒を蒸留させて熟成させたお酒です。ウイスキーにレーズンのフルーティーな香りとウッディな豊かなコクを与えます。
代表銘柄:
- ザ グレンリベット14年 コニャックカスク セレクション
日本酒樽 🍶
最近注目されているのが、日本酒樽で熟成させたウイスキーです。
日本酒米、水、麹を原料とするお酒で、独特な甘さと華やかな香りをウイスキーに加えることができます。
日本独特の風味を感じることができるため、非常にユニークなウイスキーが楽しめます。
代表銘柄:
- シーバスリーガル 匠フィニッシュ 12年
◯原料による樽の種類
樽の影響は木材の種類にも大きく関係しています。
ウイスキーを熟成させる樽の木材が異なると、ウイスキーの風味や香りが全く変わるんです!
代表的な木材を紹介します。

アメリカンオーク樽 🌳
アメリカンオークは、主に北米で自生するホワイトオークを使った樽です。バニラやキャラメルの香りをウイスキーに与えます。
バーボンは基本的に熟成ににホワイトオークを使用するので、バニラの風味を感じます🍨
アメリカンオーク樽は新樽でバーボンに、バーボン熟成後はバーボン樽として使用されることが一般的です!
ヨーロピアンオーク樽 🌲
ヨーロピアンオークは、ヨーロッパ全域に生育しているオークです。
新樽の状態でウイスキーの熟成に使用すると、風味が強すぎるので、アメリカンオークと違い、基本的に新樽では熟成に使用しません。
新樽では、ワインやシェリーに使われることが多く、その後、ワイン樽やシェリー樽としてウイスキーに再使用されます。
ミズナラ樽 🌿
ミズナラ樽は、ジャパニーズオークとも呼ばれ、日本固有のオークの木で作られた樽です。
ミズナラ樽はウイスキーの熟成に使用出来るまでに、非常に手間がかかり、希少性が高いものとなっています。
特に日本のウイスキーに使われており、ジャパニーズウイスキーには欠かせない樽です。

こんなに樽に種類があって、それぞれ特徴があるんだね!

どんな樽を熟成に使うかは、ウイスキーの出来を大きく左右するんじゃ。
樽とウイスキーの味わい、色の関係
ウイスキーに用いられる樽の木材であるオークは、ポリフェノールの一種であるタンニンを多く含んでいます。
タンニンをはじめとしたや樽材由来の成分などがアルコールと水の作用で溶け出し、熟成期間に分解された成分は甘い香りへと変化します。
また、タンニンは香りだけではく、その色素がウイスキー原酒を少しづつ琥珀色へ色付けしていきます。
その他熟成年数や樽材により差はありますが、味わいだけでなく、ウイスキーの色も樽によるものなのです!

ウイスキー樽の寿命
一般的に樽の寿命は60〜70年と言われています。
何度が熟成を繰り返し、オーク材の成分が出尽くしたところで内部をもう一度焼き直し(リチャー)、更に使用していきます。
ウッドフィニッシュ
ウッドフィニッシュは、特定の樽で仕上げの熟成を行う技法です。後熟させるとも言います。
ウイスキーを一定期間、特定の木材で熟成させることで、香りや風味を強調することができます。
例えば、シェリー樽で熟成されたウイスキーを、ワイン樽でフィニッシュさせることで、さらにフルーティーな香りを引き出すことができます。
まとめ
ウイスキーの熟成における樽の役割は非常に重要で、樽の種類や使い方がウイスキーの味わいや香りに大きな影響を与えます。
シェリー樽やバーボン樽、ワイン樽など、さまざまな樽で熟成されたウイスキーを楽しみながら、それぞれの風味を味わってみましょう!
あなたの好きなウイスキーは、どの樽で熟成されたものですか?😊
コメントで教えてくださいね!👀

ウイスキーに対する理解が深まった気がするよ!次に買うウイスキーは、熟成に使っている樽で選んで見ようかな♪

樽はウイスキーの製造において非常に重要なポイントじゃ。これを覚えておくと、ウイスキーがもっと楽しくなって行くぞ。
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