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ウイスキーって、ちょっと大人でカッコいいイメージありませんか?
でも実際は「なんだか難しそう」「種類が多くてよくわからない」という方も多いはず。
この記事では、
「そもそもウイスキーってどんなお酒なの?」という疑問に、初心者でもわかりやすく答えていきます。
1記事読めば、
- ウイスキーの定義
- 世界5大ウイスキー
- ウイスキーの原料
が分かって、ウイスキーの世界がちょっと身近に感じられるはずです。

ウイスキーって小難しいし、種類も多いし、なんだかよく分からないよ〜

これから分かりやすく基本を解説していくぞ。
酒の分類 ウイスキーは蒸留酒
世界には様々な種類のお酒がありますが、「醸造酒」「蒸留酒」「混成酒」の3つに分けられます。
それぞれには次のような違いがあります。
醸造酒

主な醸造酒
ビール、日本酒、紹興酒、マッコリ、ワイン、ベリー、シードルなど
醸造酒の特徴
醸造酒とは、果物や穀物をそのまま糖化させ、自然界に存在する酵母の働きにより、アルコール発酵させた酒類。

発酵酒とも呼ばれ、人類が初めて出会ったとされる酒が醸造酒じゃ。
酵母はアルコール度数が高くなりすぎると活動ができなくなるため、醸造酒には5%〜10%程度のアルコール度数のものが多くなっています。
蒸留酒

主な醸造酒
ウイスキー、ブランデー、ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、焼酎、泡盛など
蒸留酒の特徴
アルコールを発酵したあと、さらに蒸留して造るお酒のことを蒸留酒といいます。
醸造酒との最大の違いは蒸留によりアルコール度数が高くなること。高いものだと50%を超えるものもあります。
アルコール度数が高いことからスピリッツ(酒の精)とも呼ばれます。
発祥については諸説あり、中近東・ペルシャ地域から中国西部にかけてといわれています。
アルコール度数が高いので、腐敗防止、少量で陶酔でき、運搬効率が向上するというメリットがあります。
✅️蒸留方法:モロミ(発酵液)をその都度交換する単式蒸留と、連続投入できる連続式蒸留があります。

ざっくり言うと、ワインを蒸留したものがブランデー、ビールを蒸留したものがウイスキーじゃ。

醸造酒の中にウイスキーがあるんだね!
混成酒

主な混成酒
リキュール、梅酒、みりん、酒精強化ワイン、薬用酒、カクテルなど
混成酒の特徴
醸造酒や蒸留酒に香味や糖分を添加した酒類。
ウイスキーの定義
ウイスキーは世界中で造られているため、国により多少の違いはありますが、一般的には次の3つの条件を満たしていればウイスキーと定義出来ます。
- 穀物を原料としていること
- 糖化、発酵、蒸留を行っていること
- 木製の樽で熟成していること
順番に見ていきましょう!
ウイスキーの詳しい製造方法はこちら!ウイスキーの詳しい造り方って?初心者にも分かりやすく徹底解説!
穀物を原料としていること
原料となる主な穀物は 大麦、小麦、ライ麦、トウモロコシ など

糖化・発酵・蒸留を行っていること
穀類を麦芽などで糖化させ、発酵によりアルコールを生み、そのアルコールを含んだ溶液を蒸留した蒸留酒であること。

木製の樽で熟成していること
蒸留してできたニュースピリッツを木製の樽で熟成させる。
ウイスキーが琥珀色をしているのは、樽の成分が溶出したもので、ブラウンスピリッツとも呼ばれます。対して、ジンやウォッカなどをホワイトスピリッツといいます。
ちなみに、ジンやウォッカは蒸留酒ですが、木の樽で熟成させないので、ウイスキーではありません。さらに、ブランデーは木の樽で熟成させますが原料が果実なので、ウイスキーではありません。


こうやって体型立ててみると分かりやすいね!
世界5大ウイスキー
世界5大ウイスキーと呼ばれるウイスキーの産地があります。スコッチウイスキー(スコットランド)、アイリッシュウイスキー(アイルランド)、アメリカンウイスキー(アメリカ)、カナディアンウイスキー(カナダ)、ジャパニーズウイスキー(我らが日本)。
国ごとに様々な特徴があり、それぞれ法的な定義も若干異なります。
それぞれ概要を見ていきましょう。
スコッチウイスキー(スコットランド)
主な種類
モルトウイスキー、グレーンウイスキー
特徴
ピート(泥炭)を炊くことによって生まれるスモーキーな風味が最大の特徴。
✅️ピートとは、野草や水生植物などが、炭化した泥炭(炭化のあまりすすんでいない石炭)のこと。
近年は一つの蒸留所で蒸留したモルトウイスキーのみを使用した、シングルモルトが人気となっている。
・スコッチウイスキーの地域区分についてはこちらをどうぞ!スコッチウイスキーには地域によって種類がある?スコッチの地域区分を解説!スコッチ好き必見!
アイリッシュウイスキー(アイルランド)
主な種類
ポットスチルウイスキー、モルトウイスキー、グレーンウイスキー
特徴
3回蒸留を行う製造法が主流だったが、現在は様々な製法がある。味わいはスッキリした銘柄が多い印象。ウイスキー発祥の地の一つとされている。
アメリカンウイスキー(アメリカ)
主な種類
バーボンウイスキー、コーンウイスキー、ライウイスキー、テネシーウイスキー
特徴
最も有名なのは、バーボンウイスキー。原料の51%以上にトウモロコシを使用し、内側を焦がした新樽のみを熟成に使用することで生まれる、甘みと芳ばしさが特徴。
・アメリカンウイスキーについてもっと知りたい方はこちら!「バーボンだけじゃない!?アメリカンウイスキー入門!おすすめ銘柄も解説!」
カナディアンウイスキー(カナダ)
主な種類
フレーバリングウイスキー、ベースウイスキー
特徴
最大の特徴は、フレーバリング(香味づけのためのほかの酒)を行ってもいいということ。ワインやラム、ブランデーなどが添加されることが9.09%以内ですが許されています。実際にはほとんどがバーボンウイスキーが香味付けに使用されていますが、ワインやブランデーを少量混ぜることもあります。
カナディアンウイスキーは1920年〜1933年アメリカの禁酒法の時代に、アメリカに輸出されたことで大きな発展を遂げました。
ジャパニーズウイスキー
主な種類
モルトウイスキー、グレーンウイスキー
特徴
スコッチウイスキーを手本として、風味や製造方法はスコッチに近い。
樽材のミズナラはジャパニーズウイスキーを象徴する存在で、オリエンタルな香りが特徴。白檀や伽羅のような香りをウイスキーにつける。
近年、世界的な評価を高めており、品評会で数々の賞を獲得しています!
ウイスキーの原料
ウイスキーの主な原料は「穀物」「酵母」「水」の3つです。
穀物
モルトウイスキーにはモルト(大麦麦芽)を使用します。グレーンウイスキーにはトウモロコシや小麦が原料として使われますが、糖化のためにモルトを使用します。
酵母
酵母は酸素のない環境で糖分を炭酸ガスとアルコールに分解します。この働きを利用し、アルコール発酵を行うのが酒造りです。
水
製麦から糖化、樽詰めまで一連の工程で使用される水は「仕込み水」といいます。この仕込み水はウイスキーの香りや味わいに大きな影響を及ぼします。そのため、ほとんどの醸造所では天然水を使用しており、良質な天然水を得られるかどうかが、醸造所を建設する条件といっても過言ではありません。
まとめ
- ウイスキーの定義
- 世界5大ウイスキー
- ウイスキーの原料
これが分かると小難しいウイスキーが少し身近に感じられませんか?
ウイスキーは知れば知るほど奥深く、面白くなっていきます。

知れば知るほど面白いね!もっと知りたくなってきたよ!

まずは乾杯して続きは楽しみながら学んでいこう。
今夜もグー旨な晩酌をどうぞ~!
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